
Taraf de Haidouksのニューアルバム「仮面舞踏会」が昨日リリースになりました。
至るところで岸田さんも絶賛していますが、タラフが自分たちのルーツに向き合うことで、音楽の根源的な強さと豊かさを手に入れたことを示す大傑作です。
是非、音博の予習も兼ねて皆さんに聴いて頂きたいと思います。
このタラフの新作も含め、今年もいろいろCDを買っていますが。
2007年は音楽的にすごく面白い年だなー、と個人的に思っています。
まったく関連性のないアーティスト達がまったく違うアプローチで、同じベクトルの試みを成していると思うのです。
一見何の動きも感じられないように思われるかもしれませんが、水面下で大きな変革期が着々と近づいている…ような気までしてたりします。
四つ打ちやビートというものへのフォーカスが極限化し飽和状態になりつつある中で、それとはまったく無縁の方法でくるりやタラフ、The White Stripes、Sting、Tinariwen、Sanseverino、Pura Fe、そしてCoccoなどなど様々なジャンルのアーティスト達がそれぞ各自のアプローチで音楽の豊かさを目指しているような気がしています。
共通しているのはルーツへの肉迫による音楽的精神の解放であり、本来懐古主義的でありながら逆説的に革新性を獲得しているということだと思います。
もはや飽和状態に思える日本の資本主義経済社会においても、
「何でもコンパクトに! インスタントに! リーズナブルに!」
という風潮は未だ久しく蔓延っています。
それでも本当の豊かさを見つめ直していこうという動きが徐々にではありますが、しかし確実に広がりつつあるということは皆様も感じられていることと思います。
古き良きものを見つめ直すことで、それ自体に依存できるわけではないにしろ、新しいものへの価値の求め方というものをより自由な精神で解釈していく流れ。
それが社会に大きな影響と関連を持つ「音楽」という一大カルチャーに起こったとしても、何も不思議はないわけで。
こういった変革は歴史的必然であると思うし、
そういった必然の流れの中にこの京都音博もパイオニアとして位置づけられるべきだと思うのです。
音博まで1ヶ月を切りました。
指折り音博までの日々を数えつつ、くるりの「ワルツを踊れ」やタラフの「仮面舞踏会」を聴きながら、そんな妄想を爆発させている今日この頃です。
posted by 是松(バッドニュース)
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